北海道に住んでいた子供の頃の話し私は札幌のハズレの田舎に住んでいました。
私の家の近所には小さな裏山があって雑木林で8分目辺りに洞穴があり何かの巢かなと思っていましたが、10才の頃1日とも言わず木が切り落とされハゲ山になってしまいました。
明くる日、頂上付近に2匹のキタキツネが座って遠くを眺めていた風景が目に焼き付いています。
これから何処へ行けばいいんどろうかって路頭に迷っていたのか、悲しげに写りました。
その後すぐ山も無くなり人間の便利な道路ができどんどん様変わりしていく風景。
今帰ったら面影も無くなってそうです。
食べ物が減って鹿や猪、熊がなぜ里に近付いたのか当時こそ考えられなかったですが、現在では、北海道の街中にヒグマが現れたりと大変な事態だと思います。
昔と今、自分達の子供の頃の経験の中で変わっていく風景に寂しい気持ちになった事やその様な経験をお持ちの方は多いと思います。主人に聞いたら、小学生時代、愛知に住んでいた頃によくクワガタ捕りをしていた山3つがある時期、取り崩され建物や道路になったと言っていました。
20~30前まで里山にいけば捕まえる事が出来たクワガタムシも近年はだいぶ減少して子供達に捕ってあげることも難しくなった理由も食べ物が減って山から下りてきた小動物、猪等の動物が幼虫を食べちゃう事にも原因がある様です。
間違いなく人口増加に伴いどんどん利便性を問われ、山を切り崩し建物は増え続る、大自然に人間が足を踏み入れていき生態系は何十年も前から崩壊へ進んでいます。
現代は人間が飼育してワクチンなどを見えない化学合成剤(抗菌剤)が使われた家畜が自らが手を下さなくても肉の塊として店頭に並んでいるものを食する。
昔と違って子供達の免疫力低下は原点である食べ物に関係してきます。
私もカップラーメンなる便利な物に頼ることも多いけど、海の幸、山の幸、天然の物には適わない正直な思考があります。
人間のエゴで動物が恵みと言う解釈から駆除対象になって尊い命が無駄に排除されているごく小さな地域でも年間300~400頭が駆除されている現実。
責任を取るのも人間にしかできないのだから何かを考えていかなければ、駆除にしたのは人間、天地の恵みを無駄な命にしない何かを・・・。
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