記念の1日

一昨日、昨日と出猟しました。
一銃一狗です。
主人の方はまた、愛鷹先生との共同作業を2話に分けて公開予定、第3話公開中です。
私の方は、目指せ甲斐犬単独猟師と言う事で昨年よりスキルアップした紫雲を連れて出猟しました。
この日の1度目のチャンは、子連れ猪が多く、どうしても小さなのは噛んでしまい「ギー」と100m先から聞こえたので親猪がこちらの逃げて来ることがあるから直ぐにはその場から動かない方がいいと主人から聞いていたのでそこで止まっていると尾根の反対側からガサガサと音が聞こえ直ぐにそっと覗くと子連れの親と子猪1頭2段下のけもの道をあるいて来たので、親に目掛けて1発撃ちましたが、思いっきりおしりをジャンプさせて一目散に逃げて行かれました。
血のりは確認できず、残念です。
そうこうしてるうちに紫雲が戻って来て、可哀想ですがこの時既に紫雲は子猪を2頭噛んだので止め刺ししました。
また仕切り直しです。

次に2度目のチャンスをミスミス逃しました。
紫雲が山の斜面で臭いを取りポイント大きな木の根元付近少し草が生えているところを1度見ましたが私もそこを目視しても特に分からず、でもその辺を何度もポイントするので、1段上に上りまた周囲を確認。私が上を見ていると下でガサガサガサガサっと見ると最初に紫雲がポイントした大きな木の根元に大きな黒い塊がムクっと起き上がって下に下りて逃げて行かれました。大きな鹿でした。
10m横を私は素通りしてたってことです。紫雲は何かに気付いていたのに私がそのサインに気付けなかった・・・・悔しい。
3度目のチャンスは帰り、車に戻ろうと警戒を怠らず下っているとシダの方で紫雲が臭い取りポイント、周りは杉林紫雲が向かった先の杉の木の横に大きな猪のお尻が見え尻尾を振っています。
起こされ立ち上がったばかりと言う感じで私が撃つポジション取りを猪の斜め前へ回っちゃいシダの中へ入ってしまい紫雲がシダの中へ飛び込み猪に捲られ私の方へ逃げて来ました。
もう一度シダに入り捲られてきたので普通ならシダから出てきた猪を撃つ事が出来れば紫雲にとって良い状況で獲ってあげられたのに、80kg級くらいある猪が紫雲を捲ってシダに戻る光景にゾクゾクして何もできなかった。
その後も30分くらい紫雲VS猪の攻防は続きましたが、飛ばれて紫雲にしらーっという表情をされました。ごめんね(T^T)

この日は紫雲が噛んでしまった子猪2頭と言う結果
主人に状況を話し反省会。
シダ、寝屋に入った時の動きを勉強しました。
次の日は場所を変えて、また尾根ずたいを歩いていると右下のシダにポイントして飛び込んで行き30kg級くらいの猪に反対飛ばれ、仕切り直しです。
また尾根ずたいを歩き尾根が二股に分かれているので右の方へ歩き進むと紫雲は先に走って行き下がシダになっているところでバキバキと言う音と共に紫雲の鳴き声、上からそーっと覗くとシダにポイントして2回捲らせたあとその前で鳴いてくれていたので、私は前の日に主人から教わった事を頭に思い浮かべ30mくらい大きく回り込みゆっくりシダの高さまでおります。その間紫雲はシダの中の猪の目の前で鳴いてはポイントして中からはボフボフと猪の威嚇が聞こえています。
私は紫雲の鳴き声と足音に合わせてそーっと距離を縮めていきます。10mで飛ばれる可能性がすると教わったので慎重に大きな切り株があったのそこへ5mまで近付てました。
そこで紫雲が上から私のところまで寄ってきました。
私のところからはまだ猪が確認できませんがまた紫雲が猪の前まで行ったので私が思っていたより向こう隣りだと予想してボフボフ紫雲に対して威嚇していて怖さもありますが、斜め前の杉の木まで寄り付きここで3mここで猪の横姿が見えました。
紫雲の鳴き声に威嚇して捲ってシダに戻る瞬間に1発撃ち。
周囲に他の猪がいないか確認して前まで移動してまだ動いているのでもう1発頭に撃ち止め刺し完了。
60kg級雄の猪です。
山の中で紫雲と私だけ初獲物です。
興奮覚めやらず、直ぐに主人に電話で報告しもちろん猪を運べないので主人の猟は中断して現場まできて貰い引き下げてもらいます。
自分の獲物を引き下げられなきゃ一人前にはなれないですね。

記念の一日になりました。

↓↓↓本日Youtubeで主人の狩猟動画「第3話 自然に溶け込む」寝てる猪を撃つ、公開中です。↓↓↓


緊張感ある人間と犬と獣の世界をご堪能ください。
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髙竜犬舎

甲斐犬狩猟犬としての原始的な姿を保存する目的の甲斐犬専門犬舎です。

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