甲斐犬単独猟師スタートライン

今回は猪9頭(うち、子猪3頭)鹿2頭に会いました。

1回目のチャンスは尾根を上る途中の右シダに紫雲が入りシダの中を走り抜け一旦音が消え少しすると下の方から左の杉林まで猪を追いかけて私の左方向に移動
紫雲と猪の距離4~5mで追いかけているのが見えました。杉の木の間から大きなお尻と横顔が見え隠れして30mくらいは離れていたと思います。途中紫雲の方を振り返り捲る準備・・・なるべく負担をかけないように慌ててしまい1発撃ちましたが外し、また走られてしまい逃げられました。

少しあとを追って捜索してみましたが、見当もつかず、向かった先に2度目のチャンスが倒木と倒れた木で寝屋っぽくなっているところで紫雲が反応しましたが、堀が深く中は見えず、紫雲も臭いを取るものの特定できずで先に進もうと歩き出しその場から離れた瞬間その倒木の下から30kg級くらいの猪が飛び出してきて逃げられました。

だいぶ下まで下りて来たので1度上まで登り仕切り直しです。

登った出尾根から紫雲が先に走って行き遠くで子猪の鳴き声がまたもや紫雲が咥えたもよう・・・。

止まってると少し向こう尾根から足音が聞こえましたが姿を確認できる距離じゃなかったので、見送り紫雲の場所に向かい止め刺し。

とりあえず、尾根の分かりやすい場所に置いておき、GPSにマークし前へ進みます、紫雲が尾根ずたいに隣り山へ走って行ったのでGPSで様子を見ているとすぐ戻って来ましたが、何かの気配に感じてポイントしたので周囲を警戒していると3回目のチャンスが4頭の群れが尾根下のけもの道をゆっくり移動している所に遭遇と言うラッキーチャンスがあったのに動いていると焦っちゃうのかな!?
撃つ事ができず、悔しい。

そして4回目のチャンスも同じ傾斜の岩場で紫雲が起こし飛ばしましたが、少し私が定位置に行くのが遅れ紫雲との息が合わず、逃げられました。すけ山の岩の下からの猪の追い出しは紫雲との距離感が合わず、あともう1段降りるまで待ってって感じで飛び出た猪との距離をもう少し縮められればと言う感じでまだまだ紫雲との呼吸の調整が必要だと感じました。

結果、仕留めたのは紫雲が噛んだ子猪1頭でした。
下ろせるサイズなので自分で下ろしました。

確実に仕留められる状況を4回は作る事ができたはずでしたが、シダとは違うすけ山がどれだけ難しいかを痛感しました。

去年までの私はほとんど山散歩になっちゃって犬と一緒に山に登れれば楽しいって感じで半ば諦めていた様な気がします。主人にももっと悔しがんないと一生獲れないよ。と言われてたし・・・。
前回、紫雲と良い形で獲ってあげられたことでグッと紫雲との距離が縮まった気がしますしやっぱり日本犬の本質がここに集約されていると改めて感じさせてくれた一銃一狗の猟だったので、犬が頑張ってくれているのに獲れない事に初めて申し訳ないのと悔しさを覚えました。

スタートライン頑張ります!


主人が紫雲を連れて行った時のシダ撃ちはYoutube動画の第6話で公開予定です。

↓↓↓現在は第4話まで公開中。↓↓↓


第5話も近日公開予定

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髙竜犬舎

甲斐犬狩猟犬としての原始的な姿を保存する目的の甲斐犬専門犬舎です。

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